大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。カリワイドは辺りかまわず罵った。

どう聞いても自慢話だった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。忍者チョッパリ君はカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

何人もの人がこの言葉に騙されて来た。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の紳士が店に入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。私にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

そう言った途端、大粒の涙があんたい君の目から溢れた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の優男が店に入ってきた。はなざわが入ってくるなり店内が静まりかえった。はなざわはいかに女の子というものが素晴らしいかを主張し始めた。

この優男の親の顔が見てみたい・・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。阿吽はライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

そう・・。阿吽は生き地獄を味わってきたのだ。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のホモが店に入ってきた。この前新聞に載っていたホモだ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

聞いてはいけない話だったような気がする。

朝方、見馴れない一人の若者が店に入ってきた。鉄の爪は終始腰を左右に揺らしている。何を思ったのか美人の話しをはじめた。

誰かこの若者を止めてくれ。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の彼女が店に入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

いけない。一瞬寝てしまった。

朝方、この店の常連のワルモンダー大帝がいつものように入ってきた。二枚目はチャック全開に気づいている様子もない。ワルモンダー大帝はライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

事実だとしたらかなりやばい話だ。

セクハラしているのはこの客か。

朝方、割とよく来るワルモンダー大帝が入ってきた。この前新聞に載っていたホモだ。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

これ以上は暴力的発言が多かったので省かせてもらった。